「小学生になる前に」【読んで良かったおすすめ絵本】3選
Sai.です。
もうすぐ小学生になる娘がいます。
小学生になると今までとは環境が変わり、親から離れて行動することも増えますよね。
「自分で歩いて学校まで行くんだよ」「お勉強するんだよ」「色んなお友達がいるんだよ」
言い聞かせてはいますが、理解しているのか不安になることもよくあります。
そんな時、我が家で頼りになるのは絵本です。
母親である私が直接言うと「うるさいな〜」という塩反応をする娘ですが、絵本を読む行為を通して伝えると「へぇ〜」と聞く耳を持ってくれます。
なかでも小学生前に読んで良かったと思う絵本3選をご紹介します。
とけいのほん
【出版社】福音館書店(2012)
【内容】散歩に出かけるちび(短針)とのっぽ(長針)。どんぐりぼうややおばけと出会い、遊びながら時計の読み方を理解していきます。①では時間と半(30分)が、②では何時何分までがわかるような作りになっています。
時計の読み方ってどうやって教えるの?
小学生になる前に時計を読めるようになってほしいなぁ、と思い、
日常的に時計を見せて「長い針が○になったら」という会話はよくしていますが、
「1時間は60分、1日は24時間」みたいな説明の仕方をすると、娘は頭がフリーズするようで、「分からないよ〜!!!」と怒ります。
でも私も教え方がよく分からない、そして喧嘩…という流れを幾度となく繰り返し、出会ったのがこの絵本です。
①では時間と半(30分)が、②では何時何分までが視覚的に分かりやすく、質問形式で進んでいきます。
ちなみに、私はお勉強が苦手、教えるのは大の苦手です。
そんな私でも「こういう手順で教えれば良いのか!」と気づけたので、子供にも分かりやすい絵本だと思います。
ビジュアルがとっても可愛いです。
余談ですが、時計のお勉強の一環として知育時計を1,500円位で購入し、この絵本と一緒に活用しています。
↓こんなのです。
時計の教え方ひとつでつまづいてるので、この先が思いやられます。
お勉強に関して母は頼りにならないということに気づき自力で頑張ってほしい…
とにかくさけんで逃げるんだ
【出版社】岩崎書店(1999)
【内容】 知らない人に声をかけられたら、身体を触られたらどうするべきか、具体例をとおして対処法を教えてくれます。トラブルに直面した子供への接し方や心構えなどが分かるので、親としても為になる絵本です。
危険から自分を守る方法
目が届く範囲で遊んでくれる幼児期とは違って、親の手を離れて子供だけで行動することも増えてくるのが小学生ですよね。
そんな時、「お母さんが呼んでたから一緒に行こう、車に乗って。」なんて言われたら子供はどう反応するのでしょう。
犯罪や性被害から子供を守るうえでも、こういう絵本は是非読み聞かせておいたほうが良いと思います。
デパートで、公園で、マンションで、色んなシチュエーションでの危険にどう反応すれば良いか、具体的に教えてくれますし、子供も「どうすればいいんだろう?」と真剣に考えながら読んでくれます。
親としても、この絵本を読んで「子供がなんでも話してくれるような関係づくりを常日頃からしよう!」思えました。
ころべばいいのに
【出版社】ブロンズ新社(2019)
【内容】「イヤなこと言ってくるあの人もこの人も、みんな石につまづいて転べばいいのに。」そんな発想から、次第にイヤな気持ちになっている自分の感情と向き合っていくお話。
自分の感情に折り合いをつける
小学生になって活動範囲が広がると、考え方が違う人、気の合わない人ともたくさん出会いますよね。
イヤなことあった時に、メンタルが挫けて塞ぎ込んだり、攻撃的になることもありますが、結局は自分の感情と折り合いをつけて上手くやっていくしかないと思います。
そういうことにちょっとずつ気づいて、強くなっていってほしいなぁ、と思いながら読み聞かせています。
偉そうなこと言ってますが、私自身は母になってもなお、イヤなことがあると思わず(心で)舌打ちしちゃうような器の小さい人間なので、自分にとっても勉強になりました。(笑)
絵柄が可愛いですし、内容も重くないので子供も大好きな絵本です。
まとめ
娘も大きくなってきて、親の言葉を素直に聞いてくれないことも増えてきました。
でも大事なことは伝えたい。
そんな時に絵本(これからは本になるのかな?)を通して伝えていきたいと思います。
今回ご紹介した絵本は、親の手をちょっとずつ離れて自分の世界を広げていく娘にはピッタリでした。
小学生になる前に読んでよかったと思えるおすすめの絵本です。
気になるものがあったら是非お手に取ってみてください。