子育てと性別について
Sai.です。
我が家には娘が2人います。
初めての赤ちゃんのお世話は終わりが見えない大変さでしたが、気づけば小学生と幼稚園児です。
そんな娘らは可愛いものが大好き。
「それ格好いいね」なんて褒め方をすると激昂して「可愛い」と言い直すよう詰め寄られます。
でもそれは性別が関係しているのか。
それとも、私を含め周囲の大人が無意識に仕向けたことなのかよく分かりません。
私自身は、2つ違いの兄がいて性別で区別されること多く、反発からか可愛いものが苦手でした。
とにかく娘たちとは全然違う子供だったと思います。
「育った環境や個性によって違うものだなぁ」と子育てをしながら性別について考えることが増えてきました。
「女の子だから」に違和感
影響されやすいし、苦手なので、子育て指南本は読まないようにしています。
なのに最近「女の子はこう育てなさい!」系の本を手にとり、うっかり読んでしまいました。
本のタイトルは伏せますが、俄然納得のいく内容ではなく、半分も読まずにやめました。
本の中の「女の子」論が、作者である男性の目線に偏っている気がして、共感できなかったのです。
そもそも教育や子育ての仕方を男の子、女の子で分けるのに無理があると思うのですが、「男の子はこう育てましょう」「女の子はこう育てましょう」という子育て指南本が数多く出版されているのは、性別でカテゴライズすることで大人が楽になるためかも?と思いました。
例えば、身体の不調で苦しんでいて、原因が分からないと不安ですが、病名を告げられたら気持ちが楽になる、というのに似ています。
性別で理由づけをすれば、解決こそできないけど、子育ての悩みも落とし所が見つかるんですかね。
こんな風に噛み付いている私ですが、やはり娘2人を育てていると「女の子だからね」と自分を納得させていることはよくあります。
でもその考えを子供に押し付けたくはないので、表に出さないように気をつけたいと思います。
身体の違い
性別の「らしさ」は本人たちに任せたいですが、身体のつくりは男女で違うので、そこに対する説明はしておきたい。
ある程度親が安全フィルターをかけられるとはいえ、ネットで出てくるショッキングなニュースや間違った情報に、子供のうちから付き合わされるであろう今の時代、性に関する情報は母親の私から伝えておきたいと思いました。
そこで小学校1年生の長女にこの本を渡しました。
月経に関して、そして赤ちゃんができるとはどういうことなのか。
子供でも分かりやすい絵本になっています。
名称や行為についても書いてあるので、かなり長女は驚いたようで「どういうこと?」と質問攻めでした。
できるだけ丁寧に言葉を選んで説明しましたが、本人はどのように捉えたんでしょうか?
長女は2~3日その絵本を読み返していましたが、今はそんな本があることすら忘れている様子です。
ちなみに子供の頃の私は、性について親から教えてもらったことは一度もなく、「橋の下で拾った」(ひどいw)とか「コウノトリが運んできた」とか、ありがちなごまかされかたをしていました。
今この年齢で娘にこの本を読んでもらったことが正解なのか、正直自信はありません。
ただ、もう数年ではじまるであろう身体の変化をポジティブなものとして捉えてほしいので。
あくまでも我が家のケースとして読んでいただけたら嬉しいです。